日釣振

nicyoshin_tit

主催 財団法人 日本釣振興会 協力 財団法人 日本釣振興会
鳥羽市観光協会

「初めて釣れた時の感動を、味わって欲しい。」それがこの教室のスタートでした

この教室を運営しているメンバーは、30代後半・40代・50代の〝おじさん世代”。
そんなおじさん達が子どもの頃は、子ども達だけで野山を駆け回り、昆虫を捕まえたり、木の実を食べたり、海や川で魚を釣り、時には自分達で魚を焼いて食べたり。それは特別な事ではなく、みんなが経験していた、ごく普通のことでした。

現代の子どもたちは、遊びを規制されています。
子どもだけで海・山・川などに行くことを禁止されることの方が当たり前になっています。
昔は身近にあった自然が、いつの間にか、あっと言う間にどんどん整地され、子ども達の毎日の生活の中で自然とふれあうことは激減してしまいました。
そしていつの間にか、海や山、川などの自然は、子ども達にとって危険な場所となってしまいました。

私達が子どもの頃は、遊びの中で発見し、遊びから多くを学んできました。
学校や親から教わるものだけではなく、自分達だけで外に飛び出し、肌で感じ、体で学んできました。
カブトムシは、いつ、どこで、どうやって捕まえるのか・・・。失敗を繰り返して、そのうち捕り方を覚えました。
魚を釣るために自分で工夫し、試し、失敗し、発見し、釣るコツがわかる。
そして、釣った時のうれしさを、みんなが味わっていた時代が、確かにありました。

友達同士で相撲をとったり、時にはつかみ合いのけんかをしたり。
そうやって、人間の力の強さや叩かれた時の痛みを知って、”加減”を体で覚えて成長してきました。

自然の中で学ぶこと。
小さな生き物にも命があるということ。
水や木や大地は尊く、無限ではないということ。
自分の痛みと他人の痛みは同じだということ。

この 『親子ふれあい教室』 を運営する私達の想いの原点になっているものは、そういった『自然とのふれあい』の場を、現代の子ども達に提供してあげたい、私達が子どもの頃に当たり前のように感じたワクワクを、体感して欲しい、ということでした。
そして、もう一つの想いは、この教室のタイトルである、『親子のふれあい』。
今の子ども達の親の世代である方々の中には、自分が子どもの頃、自然の中で遊んだことが殆どない、という人が非常に多くなってきています。
鉛筆削りの普及で、ナイフで鉛筆を削ったことがないというお父さん、お母さんが増えているのが現状です。
共働きの家庭が多くなり、いつの間にか外で遊ぶことを制限され、家の中でのひとり遊びが当たり前の子どもが多い時代になってしまいました。

親になれば皆、”自ら経験したことのないものは、危険かもしれない”というイメージが先行し、往々にして自分の子どもに対し、それを規制するものです。
でも、子どものことを思えばこそ、の判断ですから、それもしかたのないことでしょう。
子どもだけでは心配なら、家族みんなで楽しめる場を作って、みんなで楽しんでもらいたい。
家族みんなで楽しみを共有して欲しい。
親も子も一緒になって “自然とふれあう” こと。
普段のコミュニケーションの場が減ってしまっている親と子が向き合う “親子のふれあい”。
そんな想いで開催した第1回目。
その日参加して初めて出会った、知らない親子同士が、同じ船に乗り込んで一緒に魚を釣ることだけで、笑顔で自然に会話がはずんで仲良くなってしまう、そんなシーンを何度も目にすることができました。
開催後、参加されたご家族から、お礼の手紙も沢山届きました。

自然の中で遊ぶことからうまれるもの。
心から楽しい、心からうれしいという気持ち。
大人、子どもの無邪気な笑顔。
過去この教室に参加して頂いた沢山の方々が体感したワクワクを、もっともっと沢山の方々に味わって欲しい。
楽しい夏休みの思い出を作って欲しい。
運営スタッフ全員の、共通の想いです。

開催レポート