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2023.05.21はじめに、、、
日本に伝わる伝統釣法「鮎の友釣り」が、リール、おとりルアーを使った鮎ルアー釣法にブラッシュアップされたのが「アユイング」です。
ぜひ「アユイング」という新しいジャンルにチャレンジしてみてください!
①アユイングとは
誰もが簡単に手軽にチャレンジできしかも鮎という気品あふれる魚が狙えるとあり、2023年東海地方でも大ブレイクした新しい釣り方です。
各メーカーさまでも釣り方の名称はさまざまで、グローブライドさまでは「アユイング」、そのほかのメーカーや漁協では「アユルアー」、鮎ルアーのことを「オトリミノー」と呼ぶメーカーもいます。
※フィッシング遊では「アユイング」で統一させていただいております。
まずは対象になる鮎の話から。
鮎は、夏が旬の魚で、鮎の身からはスイカの匂いが漂うために「香魚」、また寿命は1年しかなく「年魚」などと呼ばれています。
日本古来から愛されていた魚で、かの万葉集でも鮎を題材とした歌が詠まれたり、俳句の季語に使われたりと非常に馴染み深い魚です。
また、鮎は大きく養殖物と天然物に分かれ、東海地方では4月中旬ぐらいから天然物の遡上が確認できるようになります。
そして、産卵期を終えた秋に川を下るパターンとなります。台風や大雨、日照りなどの天候の影響も受けやすく、大いに釣果が左右されます。
天然ものの方が、鮎の縄張り意識が強く養殖物より引きが強い傾向があります。
②タックル図
鮎ルアー専用ロッド 約2.4m~3m
スピニングタイプとベイトタイプがあり。
スピニングタイプは扱いやすい。ドラグをきちんと合わせておけば、バラシも少ない。
ベイトタイプは中上級者向け。PEをつかうのでキャスト時に注意が必要です。しっかりと持てるのでタックルの取り扱いはしやすい。
③装備
〇遊漁券・・・これがないとはじめることができません。
〇アユイング用ルアー・・・各社から発売されています。
〇スナップ・・・アユルアーの取り換えが簡単になります。
〇替え針・・・アユイングにとって替え針は大切です。専用のハリケースに保管しておくと針自体も守ってくれ、安全です。また、針の交換時間の短縮になります。
〇シンカー・・・水の勢いが強いところなどに使用します。アユルアーの姿勢を変えることで釣れる可能性も!
〇予備のリーダー・・・お忘れなく
〇根がかりはずし・・・根掛かってしまった場合、あれば大変便利なギアです。
〇鮎ベルト・・・タモを差したり、ごみ入れを付けたり、釣れた鮎を入れておく友舟のロープをかけておくのに必要です。
〇タモ・・・釣れた鮎をまずタモに入れます。そのあとタモの中で針をはずして、友舟に釣れた鮎をいれる、、、この流れになります。
〇偏光サングラス・・・川の状況や鮎がいる石を見つけるのに必需品です。なくさないようにサングラスコードを付けましょう
〇鮎タビ または、ウェーディングシューズ・・・川の中は滑りやすい石だらけ!滑りにくいフェルトタイプやピン付きフェルトがおススメです!
〇ウェーダー・・・初期の水が冷たい時期に必要
〇ゲーター・・・転んだときに膝や脛を守ってくれます。梅雨明けから活躍してくれるでしょう。
〇ライフジャケット・・・各漁協も着用をおすすめしています。川の中でこけて流される可能性もあります。安全は第一に考えましょう。小物も入るゲームベストタイプがオススメ。
〇ハサミ・ラインカッター・・・こちらも必須です。
〇携帯用ごみ入れ・・・ダメなった鮎針など入れておくのに必須です。
〇友舟・・・釣れた鮎を活きたまま保管できます。
〇クーラー・・・美味しい鮎をいれてかえりましょう。
鮎の絞め方は「氷締め」。
氷を入れてキンキンに冷やした水の中に生きたままの鮎を入れるだけです。
④釣り方について
アユイングの基本は、友釣りも一緒ですが、まずは鮎がいそうな石を狙うことです。
鮎は石についた苔を主食としており、先述のとおり縄張りを持っています。
そこで、鮎がいそうな石を見つけることからはじめましょう。
橋の上から川をみると鮎が苔を食んでいる姿がみえますよ!
ここで重要なのは偏光サングラスです!川の中が丸見えになります。
石をみつけたら、ルアーを石に近づけて泳がせます。
アタリがなければ次の石を狙ってみましょう。
ここで「アユイングの極意」!
アユイングでは「投げない・巻かない・アワセない!」
投げないとは・・・ルアーを遠くに投げる必要は全くありません。自分から5m程度はなれている石にも鮎はついています。
巻かない・・・ルアーをうごかすと鮎が警戒して鮎がかからなくなります。ルアーを巻いて動かさないこと。
アワセない・・・鮎のアタリがあってもアワセる必要はありません。合わせると身切れしてしまいます。鮎がかかったら竿の曲がりに合わせて慎重にやり取りを行い、ゆっくりとリールを巻いてきましょう。そしてタモを使って最後はランディングです。
詳しくはこちらの動画をご覧ください
フィッシング遊公式YOUTUBEチャンネルより
さらに!
この釣りの重要なポイントをお伝えします!
それは針!
他のルアーフィッシングと違うところは、ルアーを食わせるのではなく、ルアーについている針で魚を引っ掛けるところ。
アユイングのハリは非常に細く、特に針先は繊細です。ルアーを泳がしているだけで石に針があたり針先が曲がります。
そのまま知らずに釣りをしてても結果、釣れないということになります。
そこで、針先は常にチェックをして針先の状態を確認しましょう。
チェックの仕方は針先を爪にたてて、爪の表面に引っ掛かればOK!引っ掛からず、滑ってしまう場合はすぐに交換しましょう。
針は一日釣行するなら念の為、最低でも10本ぐらいは必要かと思います。
また、交換した針は携帯用ごみ入れに入れて持ち帰りましょう。よく、帽子にちょいとかける人もいますが、忘れて洗濯すると後日家族がけがをした、、、ということもあります。
携帯用ごみ入れの使用をおすすめします。
〇さらにお試しください!釣果爆発!「牧田川チューン」の紹介
https://fishing-you.com/fish-staff/20230730id=281533
https://youtu.be/WyAgwJR-xXs?si=qHgZYptadCPS2hWr
最後にアユイングを楽しむための注意点です。
〇漁業協同組合で管理されている河川で釣りをする際には必ず事前に管轄漁業協同組合の遊漁証(入川券等)を購入してから釣りをして下さい。
〇アユの遊漁規則内に「リール付き竿」「ルアー」どちらか一方の使用を禁止しているフィールドではアユイングはできません。釣行前には各管轄漁業協同組合の規則・詳細をご確認ください。
〇アユの友釣り、コロガシ釣り、ドブ釣りなどを楽しんでおられる釣り師の皆さんと十分な距離を保ってアユイングを楽しんでください。他の釣り師の妨げになるようなロングキャストはしないでください。
〇安全のためライフジャケットは着用しましょう
〇ダムの放流や、雨による増水により水位が急に上がる場合があります。危険を感じたらすぐに釣りを中止して、安全な場所に移動しましょう。
ルール、マナーを守って釣りをお楽しみください。
今後もアユイング情報を定期的に更新予定です。
お楽しみに!
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