オフショア キャスティング
2024.09.06
こんにちは。
朝晩と涼しくなり、またヤツラの季節になってきましたね…
早速、手足共に刺されてます。バッテン印ついてます。ムヒ欠かせません。
蚊に大人気な
オフショアチーム所属 名古屋南店 野田 です。
かなり久々になってしまいました…
そんな今回は、皆さんよく悩まれることの多い
『カラー』
について!
極論、魚は色よりも波動重視で選んでいると自分は考えているので、
そこまで重視するところではないですが、お店ではよく聞かれることが多いので敢えて今回のネタにしようと思います。
カラーについては、人間と魚では見え方が全然違うと言われています。
人間ほどいろんな色を識別できないのが現実。
以前のブログでも少しご説明したように、カラー選びは濃淡で決まります。
ただし、人間は色の識別ができすぎるので、どの色が濃くてどの色が薄いのか分からない。
そこで、試して頂きたいのが『白黒写真』。
白黒であれば、色の濃淡はハッキリ分かります。
どうするかというと…
①気になるシリーズを何色か並べてスマートフォンで写真を撮る
②撮った写真を開いて、編集からフィルタをかけて「モノトーン」にする
※写真を撮る際に初めからフィルタをかけてモノトーンで撮るのでも良い
これだけ!
これだけでほぼほぼの魚類が実際に見えているようなカラーリングになります。
※視力が発達している魚類を除く。
以上のことを軸にカラーリングを考えてみようと思います。
まずは、『プラグ』から。
基本的に多いカラーリングが以下の通り↓
・シルバーホロカラー系
・クリアカラー系
・ソリッドカラー系
・グローカラー系
等々ありますよね。
グローやケイムラに関しては、発光カラーになるので他の一般的なカラーとは魚の見え方は多少変わると自分は考えます。
今回は、グロー系のカラーに関してはソリッドカラーとして考えてみます。
オフショアプラグと言えばの「maria」製品。
左から
・イワシ(縦ホロベース)
・ピンクイワシ(マグマホロベース)
・サイトピンキー(マグマホロベース)
・シルエットホワイト(ソリッド×マグマホロ)
・ケイムラスリットグロー(濃いクリア×マグマホロ)
・ケイムラクリア(クリアベース)
の6カラー
これを先ほど紹介したモノトーンに変えてみると…
こんな感じになります!
今回はトッププラグなので、正直カラーリングは背中と腹のカラーリングが一番重要となりますが、
今回は全体的なカラーで考えていきます。
まずシルバーホロが入っているカラーに関しては、そこまで大差が無いことが分かりますよね!
ですが、背中などのカラーリングで多少の濃淡の差が出ています。
例えば、左の2つ(イワシとピンクイワシ)。
大きな差というと、背中のブルーとピンクの差くらいになりますが、イワシの方が色が濃く見えますね!
また、シルエットホワイト(左から3つ目)とケイムラスリットグロー(左から2つ目)に関しては、
ハッキリと濃い薄いが出ています!
曇天やマズメ時には、濃く写るカラーへのバイトが集中するように思えます。
また、晴天時にはフラッシングが強いカラーやマイクロベイト時の晴天にはクリアにバイトが集中する印象です。
↑曇天にケイムラスリットグローにド派手に反応した10キロオーバーのヒラマサ
↑同じく曇天の夕マズメ、ケイムラスリットグローに水面に出てくれた8キロのヒラマサ
特にプラグでの釣りは「カラーより波動で反応が変わる」と考えているので、多少の参考になればと思います。
次にジグで考えてみます。
左から
・マイワシ
・ピンクシルバー
・赤金
・グリーンゴールド
・チャートグローベリー
・ゼブラグロー
・ピンクグロー(フルグロー)
これをモノトーンにしてみましょう。
どうでしょうか?
皆さんが良く使われる頻度の多い「赤金」や「グリーンゴールド」は他のカラーと比べ同写っているでしょう?
お気づきになりますか?
そして、伊勢湾生まれのカラー「チャートグローベリー」はどのように写っているのか。
7本の中でも特に真ん中の2本(赤金、グリーンゴールド)が
濃くなっているのが分かりますよね?
色の性質上の話からご紹介します。
伊勢湾などのベイエリアでは、外洋(志摩沖や遠州沖、日本海側)エリアに比べると水が濁っていることが多い。
濁っているということは、水色が濃い。
濃い水の中で薄いカラーを入れてもシルエットはハッキリ出ません。
※夜間の常夜灯等、光で上から照らされない限り。
逆に、濃いエリアで濃く見えるカラー(赤金、グリーンゴールド、シルエットブラック等)に関しては、濁っている中でもしっかりシルエットが出ます。
それもあって、赤金やグリーンゴールドが伊勢湾のドメジャーカラーになっている理由の1つと言えます。
↑鳥羽沖でキャッチしたヤズ
また、シルバーとゴールドのフラッシングの差も関係してきます。
モノトーンの写真でも分かるように、シルバーベースのカラーよりもゴールドベースのカラーの方が濃く見えていると思います。
フラッシングもこれに比例していて、濁っている水の中ではシルバーよりもゴールドのフラッシングの方が強く出ます。
※伊勢湾で釣りをする際に2~3m沈めて軽くシャクってフラッシングを見てみればすぐに分かる。
これも加えると、濁っているエリアではゴールドベースで赤や緑、紫などモノトーンにすると濃く写るカラーが良く釣れる。
となります(シルエット理論とフラッシング理論から)。
逆に伊勢湾で生まれた「チャートグローベリー」がなぜ伊勢湾での釣果が多いのか。
これは、シルエットのボケ具合が関わっていると考えます。
濁っている水の中では、白やチャート等モノトーンにすると白っぽく写るカラーはぼんやりとボケてしまうことが多い為、シルエットを小さく誤魔化すことができるのでは?
と自分は考えます。
あともう1つ言えるとすると、名古屋の釣り人はだいたいチャートが好き。
これは確実に言えると思います(笑)
シーバスをやっていても良く思います(笑)
釣果の中のチャート率の高さと言ったらもう…(笑)
とこんな感じです。
そして、水色とカラーの濃淡がどう関係してくるのか。
濃淡と水色の合う、合わないは以下のようになります。
ベイエリア(伊勢湾等の湾の中や濁りのあるエリア)
→ゴールドベースでフラッシングのアピール強め、赤や緑、紫等の濃く写るカラーリング
外海エリア(志摩~尾鷲、遠州沖、敦賀や三国沖等の日本海エリア)
→シルバーベースでナチュラルなフラッシング、シルバーやブルー、ピンク等の薄く写るカラーリング
とこんな感じです。
グロー系のカラーに関しては、水色はあまり関係ないと思っています。
ただし、透明度の高いエリア(特に日本海側や遠州、御前崎沖など)には経験上、特に反応が良いように感じます。
そして、水色よりも天候で特に反応を得られることが多いです。
曇りや雨といった光量が少ないような日には、特に反応が多い印象。
ケイムラ系のカラーも使用シーンとしてはグロー系のカラーとほぼ変わりないですね。
ただし、アピール力のところでかなりの差があるので、そこは考えた上で使用します。
グローとケイムラのアピール度的には、
グロー>ケイムラ
になりますので、グローは多用しすぎるとスレるスピードが速いのも事実。
↑朝イチの1流し目、光量が少ない時間に反応したヒラマサ
↑玄達 水深80m 比較的光量が少なくなる水深でケイムラ系のカラーにヒットしたブリ
とこんな感じで、カラーで迷った時はモノトーンにしてみる。
そして、その写り方とよく行くフィールドの水色がマッチしているのか考えてみる。
自分はこんな感じで釣行前のジグ選びをしています ♪
もちろん、行くフィールドによってショート、セミロング、ロングとサイズやウェイトも変えています ♪
持っているジグのうち、実際に船に持ち込むのがだいたい3~4割ほど。
残りは家に置いていきます!
全部持って行ったらドカットの底が抜けてしまうので…(笑)
そもそも持ち上げられません (笑)
はい。
今回は、釣具店でカラーに迷った時、釣行前の準備で持って行くジグを迷った時の対処法としてご紹介させて頂きました!
少しでも参考になればと思います!
次は、自分がいつもメインで考えている波動について、ジグやプラグの波動の使い分け、それぞれの魚による波動の使い分けなんかも少しご紹介できればと思います ♪
もう9月か…
今年は3,4キロのヒラゴ(ヒラマサ)サイズ多いみたいだし、準備してかないと…
その前に行ければトップ縛りでロックショアでも行こうかな…
10月にはヒラマサ完全復帰します!
それまでは鮎に………
ではでは。