オフショア ジギング

2025.01.08

メタルジグアシストフックの選び方②

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こんにちは。オフショアチームブログ担当の名古屋北店鈴木です。

今回はオフショアジギングで使うアシストフックのサイズの選び方①の続編②です

皆さんはどのような基準でフック選びをしていますか?

私は普段釣りたい魚のサイズと使うタックルのPEラインの太さを基準にして選んでいます。

よくある間違いだと思うのが、ジグのサイズでフックサイズを選ぶ事です。

ベイトが小さい時など小さいジグでも狙いは大物、ブリ狙いの時もあります。そんな時に小さなフックでは掛けても曲げられたりバラしたりで獲れません。という事でフック選びはまず狙いの魚のサイズを考えるのが基本となります。

次にPEラインの太さを考えて下さい。例え魚が大きくても細糸、ライトタックルならドラグに頼り、切られないよう限界のテンションを低くして食わせ重視に。その場合は刺さりの良い細軸フックがオススメ。逆に安心の太糸でガチタックルならば強引に綱引きする事で根ズレやオマツリを防げる掛けたら獲る重視に。この場合はドラグは締めてしっかりテンション負荷を掛けます。この場合は曲がったり折れない太軸フックがオススメ。

当然フックに掛かるテンションも変わってきます。ですからフックサイズや軸の太さを変えてバランスを取るということですね。この2つの要素、対象魚のサイズ、PEラインの太さからアシストフックのサイズを考えていきます。

ここで1つ問題があります。フックサイズと言うのは、メーカーやフックの種類により変わるもので、統一した企画号数があるわけではありません。ですから一言で00号が良いと聞いて買いに行っても、号数だけでは全く違うサイズがいくつもあると言うことを前提として選ばなければいけません。#2/0,#3/0表記や22号などの表記、S,M,L表記など様々なんです。ですからオススメフックを聞く時はメーカーや商品名もしっかり聞かないとサイズだけでは全く違う事があるという事を覚えておかなければなりません。

次に、アシストフックの長さの選び方です。これは、ジグの全長の長さと対象魚のサイズによって変えていきます。

魚がジグを吸込んだ時アシストフックが長めの方がキレイにフックが魚の口の中に入りバラしません。しかし長すぎると絡みの問題が出てきます。そこで、フロントフックは吸込み重視で長くリアフックは絡み防止で短くするのがセオリーとなっています。

短いジグの場合フロント、リア両方取り付けると前後のフック同士が絡んでしまう事があります。それを避けるため前後両方とも短くしてしまう事もあります。

対象魚によっても変わります。青物は基本歯が無く獲物の小魚を頭から吸い込んで丸呑みにする本能が備わっています。しかし、歯のあるサワラやマダイ、根魚などは吸い込むというより噛みつくように捕食しています。ですから対象魚によってもフックセッティングは変わります。青物は基本フロントのみでもOKとされていますが、フォールで食わす場合はジグが水平に落ちかけた時にバイトする為フロント側、リア側どちらから食うか解らず両方にフックが必要です。サワラ、マダイ、根魚には当然どこを噛むか解らない為両方にフックが必要です。

今回は私のよく使っているクレイジーオーシャンのフックサイズでご紹介します。

クレイジーオーシャンの場合S,M, L,LLの表記です。アシストフック商品名の名称により使っているフック異なる為サイズは変わってきます。状況に合わせたフックサイズの選択が大切です。

SLJ(スーパーライトジギング)対象魚イサキ、根魚、マダイなど40センチまで。

PE0.8号。フラッシュアシストがお勧めです。

私のお勧めジグ、オーシャンフラッシュなら30gにはS,50gにはL,青物も混ざる時にはLLをよく使います。この場合も対象魚のサイズで最終的には決めると良いと思います。

ライトジギング(伊勢湾ジギング)対象魚ハマチ〜ブリ、サワラ、マダイなど40〜80センチ。

伊勢湾ジギングで多用されるジグは主にSグライド、クイックゼロワンなどのショートのスロー系ジグ、TGベイトなどのタングステン系、オーシャンフラッシュセミロングやZ4などのセミロング系の3種類。

PE1.5〜2号。

Sグライド、クイックゼロワンなどのショートのスロー系ジグのオススメアシストはスタンダードツインアシスト。

このフックは特に伊勢湾ジギングで多用するフォールバイトのフッキングを重視した触れ掛かり設計。オススメジグ、Sグライド100〜150gまではM,180,210gはLサイズが丁度良いと思います。

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このフックは他メーカーでは無い初心者に優しいコンビモデルがラインナップ。フックサイズを選んでコンビを買えばスイベル、フロントフック、リアフック、スプリットリング2ケが全て1袋にセット販売なのでかなり便利です。

次に、TGベイトなどタングステン系、小さなジグで大物を狙う場合には絡み防止の為フロントフックのみとしたり、小針でも太軸を選んだりもします。そんな時はスモールジグパワーアシストのLサイズが私のオススメです。

針を大きくした方が強度が強くバラしにくい。そこまでは正解なんですが、海中でシャクっている最中にエビになったりフック同士が絡む現象を何とかしたい。そんな時にオススメなんです。小さい針でも伸ばされないように太軸になっています。ですから小さなジグに大物が食っても安心です。私も大型の青物でもこの太軸フックを伸ばされたことはまだありません。

最後に、オーシャンフラッシュセミロングやZ4などのセミロング系です。オススメアシストはスタンダードツインアシスト。

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このフックは特に伊勢湾ジギングで多用するフォールバイトのフッキングを重視した触れ掛かり設計。Lサイズが丁度良いと思います。

長くなってしまいましたがジギングフックの選び方はアシストラインの長さ=ジグの長さ、フックのサイズ=対象魚のサイズ、小さなフックで大物=太軸を使うと◎!

これさえ解っていればもう困ることは無いはず!

参考にしてみて下さいね。

ではまた!