オフショア キャスティング
2024.07.31
こんにちは。
花火の出店で食べすぎました。
ビール飲めないのにビール腹って言われます。
内臓脂肪も平均程度の数値だったのに。
30手前にして徐々におっさん化する体にびつくりしてます。
オフショアチーム所属 名古屋南店 野田です。
前回のチームブログでは、この時期の玄達のヒラマサがどの状況なのかをご説明させて頂きました。
今のヒラマサが年間のシーズナルパターンの中でどの行動パターンにあてはまるか。
それを踏まえて、今回は釣行時の状況、釣りの組み立てを少し。
釣行日は、7/23 (火) 大潮(三国)
満潮:5:05、14:45
干潮:8:11、22:40
三国 海運丸 さん から。
ジギング便ではなく、ヒラマサキャスティング便で。
キャスティングと言えど、潮待ちのタイミング等はジギングもしますので、キャスト・ジグ両方のタックルを用意。
この日のチャンスタイムの予想としては、
潮止まり前後の14:00~15:30が大型が動く時間だろうと予測。
あとは、マズメ時にボイルがあるかどうか。
あればそこも期待できる時間。
釣行2日程前から時合いらしい時合いが無いとの事なので、期待はせず…
潮も逆潮。本来、魚が良く動く潮の向きとは逆向きの潮。
いつもエサを捕食している潮の当たる壁が、釣行当日は潮裏になり流れが巻いて緩い。
これもこれで不安材料…
玄達に着くと、それなりに風もあり、波もありでキャスティングにはベストな状況。
5m程でしょうか?飛距離も出しやすく、水面のプレッシャーもかなり無くしてくれる風。
しかし、波と風が喧嘩したりで、複雑なピッチの波。
プラグのリング、フック等のウェイト調整が必須となる状況。
船の流れる速度は1nt。
これ以上ないくらいのコンディション。
ポイントに入る直前までは、船長と魚探を睨めっこしながら魚の状態をチェック。
この時に魚のポジション(浮いているのか、沈んでいるのか)、瀬からどれくらい離れて動いているか。
この辺りをチェックして、プラグを決めたり、アクションを組み立てたりしてます。
結果、魚自体はボトムベッタリ(基本ヒラマサ)。
ベイト感度もボトム周りと潮が良くないのか、動く映りではない…
水深は30m~7m程。
ベイトも小トビ(10cm程の小型のトビウオ)は水面にはいますが、ヒラマサがそれに着いていない。
ボトム周りのイワシ、サバに着くかどうか。
ロール主体のウッドプラグにトレブルフック使用で水噛みを良くし、ロールする際の波動を最大限生かせるようなセッティングからスタート。
1流し目はフルで投げ続けましたが、反応無し。
次に、水面から1段下をトレースできるプラグに変更。
水面に出るのに抵抗があるような日に良く反応が集中する為、試してみることにします。
コチラもトレブル使用。
リングサイズをいつも付けている
120lb → 150lb
に変更。
複雑な波でプラグが安定しづらい為のウェイト調整。
コチラのセッティングでも無反応。
魚も依然としてボトム周りでボケた感度。
産卵後の体力の少ないヒラマサは前回のブログにも書いたように、あまり長い時間浮こうとしません。
その為、波動が弱すぎても深いレンジのヒラマサに気付いてもらえない。
逆に、波動が強すぎてもプラグの目と鼻の先で見切られる…
モヤモヤしますがこれもこれで夏マサの難しい所。
大きなベイトが入っちゃえば、ヒラマサもくるってくれるので大きなプラグ、波動も大きくで全然出てくるのですが…
勉強が足りませんね。
流石の反応の無さに、ジギングで潮待ちを!
ジギングに関しては、トップと違いボトムからしっかり誘う事が出来るので、食わせられるかはアングラー側の腕次第。
基本、船は魚がいる もしくは 魚が入ってくる 瀬や漁礁に付けますので、本当にアングラーの腕が試されます。
玄達でのミドルレンジ~ディープレンジ(50~100m前後まで)
でメインで使っているタックルがコチラ。
ロッド:ソルティガR J64S-3MD (MAX 180g)
※粘りのあるようなファーストテーパー気味のロッド
リール:21セルテートSW 8000-P
ライン:PE3.0号 (結束 PRノット)
リーダー:ナイロン50lb(6m)
※泳がせるようなアクションメインのタックルの為、ナイロンを使用
こんな感じのセッティングで、やることが多いです。
魚のポジションも依然としてボトムから10m以内。
釣りのイメージとしては、スピードを付けながら15m程追わせて20m上で掛ける。
そんなイメージの釣りをしてみます。
状況によってイメージが変わるので、魚のポジション、ベイトの有無、ベイトの遊泳レンジは釣りの大きなヒントになります。極力船長に聞くか、一緒に魚探と睨めっこするのが良いと思いますよ♪
1流し目は反応無し。
少しコースを変えてもらい、2流し目も同じ釣りを試してみます。
5m上からジグの重みが抜けるような違和感が。
↑ 魚が下から追い上げてくるので、ジグの水流が変わり軽くなります。
少しだけ入力を強くしてジグがふらつくようにし、そのまま上げ続けます。
すると、『ドスッ』
初期ドラグは7kgで設定。
ドラグが出ないので、そこまで大きい個体ではないのが分かります。
そして、ヒラマサ独特のトルクのあるファーストランも無い。
この時点でヒラマサではない。
重みからしてブリやブリにギリ届かないヤズ。
波で船が上下するため、ポンピングはあまりせずリールのトルクでどんどん上げます!
ファイト時のポイントとして1つ!
魚はもともといる遊泳レンジの水圧に浮き袋が調整されているので、急激な水圧変化に耐えられません。
基本的に、急激な水圧変化が魚の身に起こると溺れます!
溺れて対応しきれていない間にどんどん上げるのがコツ!
特に両舷人が乗るようなジギングの際には特に有効です!
これだけでも祭るリスクが極端に減ります!
覚えておいて損はないテクニックというかコツですね ♪
そんなこんなで5分以内にランディング!
といってもブリだったので、ブッコ抜き!
タモなんて使いませんッ!笑
タモ使わないことをよくビックリされますが(笑)
ちゃんと理由もあるんです!
ブリの場合水からあげるとグルングルン回転します!
網の中で回転しようものなら、グチャグチャに…フックを外すのがまぁ大変…
時合いだった場合、その時合いも逃します。
ヒラマサが動いているのであれば、そんな時間は無駄でしかない!
なのでブリの時は網を使いません!笑
今までさんざんブッコ抜いてきましたが、ロッドが折れたことも無いですし(笑)
もう1つ言うと、この時にノットやリーダーが切れる事がありますが、ブリを抜いて切れるくらいの強度しかないノット、リーダーではヒラマサなんて獲れません!
強度チェックもかねてのブッコ抜きです!笑
あ、魚がコチラです↓
刺し身ゲットォ~♪
Yellow Tail Amberjack (ブリ)
88cm 7.0kg
なぜ片膝乗せてるか…
溺れた魚を更に溺れさせながらスーパー強引に上げすぎて、腕も手もプルプルなんです(笑)
しんどい!笑
なのでこうッ!
物凄く楽。
乗せられたところが柔らかいからか、魚も暴れにくいのです。
オヌヌメです。
これ。
もうちょい膝周りに乗せた方が良かったな…
膝の正で小さく見えるがな…
サイズ詐欺れんやないか…
ヒットジグは、お決まりのコレ。
&beat さん KERI 150g
#ケイムラマイワシ
フックは
Shout さん TCスパーク #5/0
で2cmのツインフックで作ってます。
KAERI 150g、180g
は2cmアシストが丁度良い♪
現在、KAERI はメーカー様欠品中。
来年3月に生産予定ですので、そのタイミングでゲットしてもらう事をお勧めします!
敦賀、三国、玄達では絶対必須!笑
勝手に釣れちゃうので、アングラーが下手になるジグですね。
何も考えなくても釣れる時は釣れちゃうので…(笑)
この子が喰っていたベイトがコチラ↓
350mlペットボトル程のスルメイカ!
早巻きで追わせてのヒットでしたが、イカベイトならゆっくりめのワンピッチでも食ったかな?
といった感じ。
イカって水中ではフワ~フワ~と泳いでますからね!
・水噛み少な目(引き重りが少ない)の物
・スライド幅も少な目
・3番以下のタックル
・グロー、ケイムラ系のカラー
この4点がイカパターン時のポイント!
ジグの時のイカパターンはまだまだ簡単に攻略できますよ!
あまり力を入れず、やる気ない感じでダラダラシャクるとだいたいの方がイカパターンのアクションがきれいに出ます (笑)
4月~5月の日本海側 近海、7月~8月の玄達ではイカパターンも良くあることですので、その準備もしておくとよいと思います!
3月~5月、9月~10月のヒラマサキャスティングでも子イカ(ケンサキの新子やアオリの新子)パターンもあります!
その時はその時でアクションの差で反応が全然変わってくる!
プラグでのイカパターンの方が難しいですが、ハメた時の感覚はめちゃくちゃ面白い!
秋のロックショアではあるあるの話ですね ♪
その後!
ヒラマサ感度が一気に浮く!
水面から10m以内にまで!
さっきまでは30m下のボトムベッタリだった魚たちが、一気に浮き始めた!
しかーーーーーーーーーーーーし!
野田まさかのブリの匂いと飲み物、食べ物がまともに取れておらず、まさかの熱中症!
ダウン!
やってしまいました(泣)
1番良いタイミングを出船時から予想ぢていた物のまさかのその時間帯に熱中症…
やらかした…
船長からも…あの感度はやってる人なら釣れる感度だな…
と…
あーーーーーーーすいません。
それくらいすんごい感度でした…
自分でもあの感度なら出せる自信しかなかった…
でもあの状態でキャストしようものならタックルごと投げそうだったので…
15万奉納は痛過ぎる…
仕方なしですね…
その後、復活した野田は状況を船長に聞きつつ、プラグ交換しながら再度やってみるもその頃にはお魚さんもお昼休憩でベッタベタに…
不甲斐ない結果でした…
今回はあまり変態チックに書けませんでしたが、それはまた後日…
次は何にしようかな…
ではでは。