オフショア キャスティング
2024.07.27
こんにちは!
夏バテ+熱中症を引きずって、絶賛体調絶不調な
オフショアチーム 所属 名古屋南店 野田です…
毎朝はとんでもないくらいのだるさで「だるおも~」ってなります。
仕事中に関しては、お茶を常に常備しておきたいくらい体が水分を欲しております…
その影響からなのか、今朝お腹を下しました…
冷たい飲み物でお腹が冷え切ったからなのか…
毎年なるんですけどね…
熱中症って怖いですね…久々になりました…
釣り人アルアルの「釣りに集中しすぎて気付いた時には…」てヤツです…
皆さんも気を付けて下さいね…地獄ですので…特に釣り場でなるのが…
__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.__.
はい!
今回は!
只今、絶賛解禁真っ只中の『玄達瀬』!
そんな玄達のジギング、キャスティングゲームにおいての重要ポイントをご紹介します。
あ、ヒラマサを中心に考えていきますね♪
玄達が解禁する6月中旬。
この時期は、玄達のヒラマサにとってはスポーニング(産卵期)直前になることが多いです。
※その年によっても多少変わりますが…
ということは、デカイ固体から小さい個体までエサを追って荒食いしまくっている時期にギリギリ被ります!
そして、今の7月末。
この時期は、ヒラマサにとって産卵後のアフター。
荒食いが始まるか始まらないかのちょうど瀬戸際くらいですかね?
産卵に絡んでいない個体は関係なく食ってきます!
50cm 前後(2kg~3kg程)の個体がこれにあたります。
産卵に絡んだ固体(特にメス)は産卵後ある一定の期間は体を休める為にあまりアグレッシブに餌を追いません。
しかし、産卵後の荒食いと大きめのベイト(ダツやペンペンシイラ)が絡むと、とてつもないくらい大爆発します!
このタイミングにうまく出くわすことが出来たら、喰ったらほとんどの魚がドデカイ!+ ドラグ止まらない!
超ド級のえげつない個体ばかりです!
そんなうまく出会えませんが…(笑)
そして、産卵前と産卵後では魚の遊泳範囲と遊泳レンジも全然違います!
【産卵前】
基本的に浮いていることが多いです!
そして、行動範囲が広い!
ポイントとなる瀬・魚礁を中心にかなり広範囲まで動き、エサを探して捕食します。
だから、春のジギングや解禁直後は水深の半分以上上でのヒットも多い。
その理由も上記にご説明した行動範囲と遊泳レンジが関わってきます。
【産卵後】
産卵後になるとあまり体力を使おうとせず、瀬から広い範囲は行動しようとしません。
この時期に良くあるのが、フグパターン。カワハギも捕食したりします。
なぜか。
答えは至ってシンプルで、行動範囲が狭いとその分餌と出くわすタイミングも少なくなる。
そうなると瀬周りにいる簡単に食べられそうなベイトを捕食するようになる。
これだけ。
人間でもよくある「夏バテ時にそうめんを食べる」ような感覚と同じ。
のどごしも良く、簡単に食べられて、くどくない。
そんなイメージ。
玄達だとこの時期はスルメイカも回遊してくるため、イカベイトになることもしばしば。
大方、ブリ系の魚はイカベイト。ヒラマサはイワシやサバ、フグ。になることが多いですが…
元々の遊泳力の違いでしょうね…
いくら体力が無いと言っても、もともとの体力はお化けレベルに違うので…
人間で例えると、一般人とアスリートくらい違います!笑
これらを踏まえて釣りを組み立てて行くと、
ジギング、キャスティングでのアクションの付け方、スピード、水押し等々がまた変わってきます!
ベイト次第でもまた細かく分かれるのですが…
【解禁当初】
近海の春と同じ感じなので、ジグを飛ばすというよりも泳がせるというイメージで。
スピードは潮の早さと魚のレンジにもよりますが、
潮無し・ボトム周り:これ以上無理なくらいの早さ(ジグが暴れない程度の)
潮有り・浮いている:通常のワンピッチのスピードでOK
と言った感じ。
※これまでの経験から
遊泳レンジも浮いていることも多いので、毎投上までしっかり上げます!
1投1回収ですね!どれだけ深くても!100mあろうが上げます!
中層で見つけても上まで追ってきますから!
それで見切られたら、波動、キレが合っていない。
それだけ。
キャスティングでは、弱波動のプラグをメインに組み立てる。
ベイトが表層のイワシ、サバになることが多い為、強波動のプラグは魚を呼ぶ力はありますが、たいてい目の前で見切られます。ストライクまで行かない。
プラグサイズも160前後。
風が強く、波足が高い場合は、180前後。
※そのかわり、180サイズの場合はトレブルでは水噛みが良すぎて波動が大きくなってしまうので、シングルorツインフックで。
アクションもハンドル1回転で1アクション。
移動距離を少なくして完全にマイクロベイトを意識。
これが産卵前の個体に対してのアプローチ。
※ベイトがトビウオ等で大きければ、1ピッチ1ジャークでも可
トップゲームも波動が合わなければ見切られる。
チェイスがあってもヒットまで行かないのは、波動が合っていないから。
即プラグ交換が必要ですね!
【7月中旬以降】
アフター=夏マサにあたるので、キレを意識します。
「リアクションで食わせる」イメージで。
「ジグがスライドするときのキレ」が良いのか
「ジグのトレーススピードが速い」のが良いのか
その時の水温、ベイトの映り方で組み立てて行きます。
潮がトロイ場合は大方「スピード」で食わせるようにしてますが…
潮、ベイトがリンクしている時はしっかり飛ばします!
ベイトをジグで蹴散らしてヒラマサにスイッチを入れてやるイメージ。
※あくまでイメージです…
その時期のタックルとしては少し固め(4番クラス)が良いですかね?
竿の反発力でジグを動かしやすいのと、掛けてからの事を考えてもまだキャッチしやすくなります。
キャストでは、弱波動、強波動の両方を用意。
プラグサイズは160~200mmサイズまで!
基本的に浮き始めるのがマズメ周辺と限定の為、日が高い時間帯は強波動のプラグでボトム付近の魚を一気に突き上げさせるような釣りの組み立てをします。
水深が20m以内の場合は、弱波動のプラグで丁寧に引いていきます。
解禁当初に比べ、魚の引きは1.5倍以上!
※産卵明けでスリムになっている為、瞬発力が上がります。
その為にドラグ値も解禁当初より強くします。
6号タックルで 8kg~9kg(10kgまでかける時も) 、
4号タックルで 7kg~8kg
と言った感じです。
そして!
この時期に気を付けないといけないのが『根ズレ』!
↑ 120lb のリーダーを根ズレブレイクした時の物です。
ボトム周りや瀬周りでのヒットが多くなりますので、ブレイクの事をまず考えなければいけません!
ノット切れや高切れに関しては、タックルバランスに対してのドラグ値が適正ではないので、そういった方はまずここを重要視してください。
ヒラマサを釣りたければ、ドラグチェックは必須。適当では獲れません。
ボトム15m以内で喰った場合は、フッキングよりも巻く!
とにかく1回転でも多く巻いて魚の頭を上に向ける!
ポンピングなんてしなくて良いです!
ポンピングすればするほど魚が反転するリスクが高くなる…
下を向いたらどうなるか…瀬めがけて一直線。
ドラグも止められず、結局ブレイク。
そのポイントは、その日1日一切喰わなくなります。
上げている途中でバレてもその日のそのポイントの可能性はゼロ。
掛けたら獲る!
意地でも獲る!
その為のドラグ設定です!
ドラグ設定の目安はコチラ↓
3番(ジグMAX ~180g)クラス、PE3号+リーダー40lb~50lb : 6kg~7kg 負荷
4番(ジグMAX ~240g)クラス、PE4号 + リーダー 60lb~80lb : 7kg~8kg 負荷
といった感じです!
自分は前日にこのドラグ値で大方設定しています。
90前後のブリくらいでは、3号タックルでもドラグがほとんどでない設定値です。
これくらいでないと戦えません…本当に…
本当に食いが渋い時用の2号タックルという選択肢もありますが、
2号でも 5kg~6kg はかけます!
逆に、その数値で切れるような糸は使いません。
ドラグ設定が分からない場合は、店頭でお声掛けください!
お持ちのリールのドラグ設定もしちゃいますので♪
その時期、そのタイミングの魚のコンディションで
その日の釣りの組み立て方も変わってきます。
そのことが少し頭にあるだけでも、また引き出しが増えますのでヒット率もキャッチ率も上がりますよ ♪
皆さんも普段釣られている魚のその時期の行動パターン、食性を一時にしてみて下さい!
分かりづらければ、人間で例えると分かりやすいかも…
魚も人間も同じ生き物なので、基本考える事は似てきます!笑
人間がぐーたらしたい時は魚もぐだる!笑
意外と面白いですよぉ~
ではでは。