オフショア キャスティング

2025.01.22

魚の活性に応じたフックの使い分け

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こんにちは。

 

 

今年は早くも何かしらの花粉に襲われております…

目が痒すぎて痒すぎて…花のムズムズも…喉も痒くなりまして…

 

今年の春が怖くて仕方ありません。

 

 

 

今日も今日とて喉痒くて痒くて…

 

“オフショア チーム” 所属 名古屋南店 野田です。

 

 

 

 

 

 

前回は、ジギングにおけるフックとジグのフォール姿勢のお話を少し…

伊勢湾をメインに書かせて頂きましたが、全国には伊勢湾のようなとにかくフォールで反応することがほとんど。なんてエリアは少なくてですね。

 

「早巻きで追わせて、ジグを横に向けてクラッチを切る」

 

喰ってくるのがこのパターンばかりなエリアも全国探しても少ない訳でして…

 

 

 

 

どのエリアでも通用するアシストフックに関するお話をしようかと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アシストフック」といっても、メーカーさんそれぞれ色々なアシストフックが発売されているわけでして…

1つのメーカーさんだけで考えても、シリーズそれぞれでどんな釣りで使うのか、ターゲット種類・サイズ、フック形状の特徴…色々あります。

ただ、そこまで考えだすと永遠と出てきてしまうので…(笑)

 

 

 

 

 

 

今まで下は九州 五島エリアから玄界灘、尾鷲沖、志摩沖、鳥羽、伊良湖エリア、遠州沖、御前崎、敦賀エリア、小浜、三国…とかなりのエリアで釣りをしてきましたが、どのエリアでも共通して言えたことが何点かありました。

その中でも、特に知っておくと今後の釣りの組み立てに役立ちそうなことを書こうと思います!

 

 

 

それはですね…

 

 

 

 

 

『フック重量』のお話!

 

 

 

黄金だったか…ここだったか…

いつかの店舗ブログでも少し書いたことがあったような気もしますが、再度書いてみようかと!

 

 

 

 

 

 

「フックの軸の太さ」って気にしたことありますか?

 

・軸が太いフック→大型魚用

・軸が細いフック→中・小型魚

 

これは極一般的な考え方ではありますが、タックルバランスの所も軽く関わってきます。

軸が細いフックでも、タックルが衝撃を吸収しやすいようなロッド、ドラグ設定であれば、フックの伸びといった所も少し防げるようにはなります。

 

 

 

今回は、軸の話でもただ太い、細いではなくて、その軸の太さだからこそのフック重量。

そのフック重量の使い分けで、活性の良い魚と喰い渋っている魚をどうやって釣っていくか。

ココを上手く書ければと思います。

 

 

 

 

 

自分がいつもジギングをする際に用意するフックとして、

 

・バーサタイルに使えるフック(普通~太軸)

・喰い渋った時用のフック(細軸気味)

(・喰い渋った時のジャレ着くバイトも掛けられる早掛け使用のフック)

 

の2種類(3種類)をシングル、ツインと長さを2種類用意していつも船に持ち込みます。

※予め、そのエリアの釣りの癖を分かっていればそこに合わせた物のみを持参。

 

 

 

使い分けの主な要因としては、やはりフック重量。

 

 

そこで、個人的によく使っているフックの重量を調べてみました!

それがコチラ↓

 

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ステキ針さん ハイパワーフック幻(カン付き) #2/0 2.59g

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ステキ針 ハイパワーフック 幻 #2/0 2.31g

 

上記の2種類のフックに関しては、ジギング・キャスティング共に多用しているフックで、

ジギングでは、特に朝イチやロングジグのタックルに多用することが多いです!

形、大きさ、軸の太さは全く同じでも、カン付きとヒラ打ちで0.2gの差が。

ジギングではそこまで大きさ差は出ませんが、キャスティングではかなり大きな差になりますので、プラグ用のアシストフックを作成する際は良く気にすることが多いですかね!

 

 

プロアングラーの方々も愛用するこのフック

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カルティバさん ジガ―ミディアムチェイス #7/0 1.87g

 

独特のフック形状ではありますが、懐が深いので掛けたらとにかく獲る

そんな方には特にオススメかと思います!

 

こちらも、ジグ・キャスト用のアシストとして多用することが多いですね!

ジグでは比較的オールマイティに使ってます!迷った時には特にコレが多いですね!

 

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シャウトさん TCスパーク #3/0 1.61g

 

とにかく刺さる!ので、自分にもよく刺さります (笑)

フッキング動作が一切要らない (笑)

80前後の大型の真鯛の上アゴもフッキング動作無しで1発貫通してしまうくらいフッ素コーティングが完璧!

ジギングで使ってます!

 

 

 

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ヴァンフックさん ジゲンハイパー #4/0 1.45g

 

The オールマイティなフック!ジグにもキャストにもオススメです!

そして自重が軽い!軽いうえに強度も強く、サビも少ない為長く使えます

 

 

 

 

と使う頻度の高いフックはこんな感じ。

使うと言っても、近海のヒラマサ・ブリジギングやヒラマサキャスティングがほとんど。

偶にトンジギで使ってみたりもしてますが、ビンチョウに関しては重量よりも強度重視なので今回のテーマにはあまり向いていないかもしれませんね…

 

軸を細く、軽くする=強度が落ちやすい

 

といったデメリットもありますので…

 

 

 

 

 

そして、それぞれ使いタイミングや選び方に関してはコチラ↓

 

魚も人間と同じで生き物なので、飛びついて食べるような時だったりゆっくり食べたいなって時、色々あります!

人間も体調を崩したりした時なんかは、柔らかい物やうどん等食べやすい物を食べたくなるのと同じだと思ってます!

 

自分はいつも「人間だったら、自分ならどうするだろうか…」から考えて選択肢を絞っていくことが多いです。

魚も生き物なので、本能的に同じような思考になると考えてます。

 

 

 

魚で例えると、

 

ガッついて飛びつくように食べれる時=時合いのタイミング

ゆっくり食べたい時=昼間の底ベッタリに反応があるタイミング、潮が緩い等々

 

こんな感じでしょうか?

 

 

 

これを踏まえてフックを考えるとすると、

 

・時合いのタイミング→太軸フックで効率良く獲っていく(重めのフック)

・渋いタイミング→細軸フックでしっかり吸い込ませる(軽めのフック)

 

こんな感じの考え方でいつも釣りしてます ♪

 

 

 

 

 

 

実際にあった話(秋の敦賀沖と三国沖)ですが、ド日中の魚が浮かない時間帯。

魚探にも魚は映るものの、ボトムべったりの感度や漁礁に魚はいるもののやる気のない映り方。

ベイト感度もチラホラといるにはいるので、喰わせられないわけではない。

しかし、魚にやる気が無くジグを追うまでのスイッチが入りにくい(ストライクゾーンが狭い)。

 

敦賀、三国 別日の話ですが、同じようなシチュエーションでした。

 

それまでは、

『ステキ針さん 幻 #2/0 3cm シングルアシスト』を使用していましたが、追っては来るもののヒットまで繋がらない。

追ってくるのはリーディングの変化とジグが弾かれるバイトが出るので、アクションではスイッチを入れられていますが喰わない。

その日のベイトもカタクチイワシと大きなベイトではなく、激しいバイトでなくても食べれる。

そんなような状況でした。

 

何発かミスバイトでフッキングまで至らなかった次の流しで、フックを同じような形状で少し細軸の

『ヴァンフックさん ジゲンハイパー #4/0 3cm シングルアシスト』に交換。

 

 

 

すると簡単にヒット!

タックル、ジグ、針の本数、アシスト幅、アシストの材質とほとんど同じ条件。

違うのはフックの種類(重量)のみ。

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三国沖でも同じ考え方で連発。

その際は、ブルーズ 猪坂船長の所で釣りをしていましたが、船長もビックリした様子でした。

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それがこの子。

 

血まみれでごめんなさい…写真撮るなら洗うべきだった…

 

 

 

 

 

 

とこんな感じで、フックの重量だけでも釣果って変わるんです。

 

正直、ジグやプラグのようなルアーで釣れている魚の数って全体の数の極僅かだと思ってます。

天才チックな魚はや大きな魚は、特にそのストライクゾーンが極端に狭いように思えます。

だから簡単には釣れない。

 

ただし、やりようによっては反応して釣れるようになる。

 

 

 

それを導き出せるかどうかは、アングラー自身しかないんです。

人それぞれ、感覚も違えば使うタックルも違う。

 

それによってもまた違うので、その人に合うやり方をその人自身で見つけるしかない。

 

 

ただ、タックルや感覚が違っていても共通する部分は多いと思うので、参考になればと思います。

市販の完成されて売っているアシストフックでも構いません。

やってみるのとやらないのとでは全然違う。試してみて気づくことは山ほどあります。

 

買うときに一度フックの軸の太さを見てみてください ♪

それと、今BOXに入っているフックの軸の太さもチェックしてみるのも良いかと思いますよ!

以外ととりあえず…で選んでいる方も多いかと思いますので…

 

 

 

 

アシストフックを自分で作ってみるともっと深堀して、さらに細分化できるようになるのでもっと面白くなります♪

ただし!沼にハマっていくので、どんどん正解が分からなくなってきますが…(笑)

 

アシストラインの種類だったり、フック形状だったり…

考えるだけでもヨダレ案件です (笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜひ、試してみてくださいね ♪

考えながら釣りするのめっちゃおもろいんよ。