中村黄金店
2023.03.09日に日に春めく今日この頃。
春は様々な釣種で大物狙いにピッタリな季節ですよね。
春が熱い釣り物色々ありますが、狙うは年無し!乗っ込みシーズン!のチヌ釣り、
特に筏やカセのかかり釣りのラインについて語ってみようかと思います。
なお、個人的感覚に基づくお話もありますのでその点はご理解願いますm(__)m
かかり釣りのラインといえば、フロロカーボンほぼ一択でしたがここ数年でかかり釣り専用の
PEラインが登場。チタン穂先と合わさって圧倒的な高感度を体験することが出来るように
なりました。しかし、やはりかかり釣りにおいてメインのラインはフロロカーボンだと思います。
フロロカーボンの特徴である水に沈む高比重、スレに対する高強度などの特徴はかかり釣りに
おいては有利に働く場面が多いからだと思います。
さて、そんなフロロカーボンラインですが各メーカー、各商品によって多少特性が違ったりします。
・リールへの馴染みが良く、糸グセが付きにくいソフトタイプ。使い易いラインが多い。
・より伸びが少なく感度に優れ、耐摩耗性も高いハードタイプ。クセが強く少々扱いずらい。等々
どちらが良いかは好みの部分もありますが、個人的使い分けとしては
盛期の大型狙い、水深のある深場、潮が速い釣り場ではハードタイプのモデルを使うことが多いです。
大型狙い=ラインを這わせアタリを待つので糸ふけが多くなるが大型の硬い口に鈎を刺し込みたい。
水深が深い(水深20m以深想定)=ラインがたくさん出ている。ラインの弛みも多くなりがち。
潮が速い=ラインが大きく弛みふけている可能性が高い。細いラインを使う事が多い(細い方が伸びる)。
どの場合もアタリがあってアワセを入れる際により大きな力でアワセる必要があるシチュエーション。
そのため、多少の使いにくさに目をつぶりよりラインの伸びが少なくフィッキングパワーが伝わりやすい
ハードタイプのモデルを使います。
ハードタイプのラインでよく使っているのはこちら。
ダイワ BJイカダフロロシリーズ
かかり釣り専用ラインでは一番のハードタイプかと。
硬質で感度も強度もバッチリ。水深30mの釣り場でもがっちりとフッキングが決まります。
ハードタイプの一押し!!
より強く、より伸びないを追及すると専用ラインではなくフロロハリスに行きつきます。
クレハ シーガーグランドマックスシリーズ
最強の呼び声高い名シリーズ。
ほんとにバッキバッキのゴワゴワです(笑)本気で60㎝以上を狙うなら有り。
個人的には串本や宿毛、宇和海など遠征に行く時でなければ使いません。
フカセ釣りで釣られた日本記録をかかり釣りで塗り替えたい方にはおすすめ!
次にソフトタイプのモデルを使うのは、
水深の浅い釣り場(20m以浅想定)、潮の緩い釣り場、厳寒期や乗っ込みシーズンの浅場など
神経質な魚を狙う時です。
水深の浅い釣り場=ラインの出ている量が少ない。多少弛んでいてもアワセ効きやすい。
潮が緩い釣り場=ラインのふけが少ない。太号数でも釣りが出来る(太い糸ほど伸びません)。
神経質な魚を狙う時=少しでも違和感なく吸い込ませたいのでソフトタイプを使います。
フィッシング遊オリジナル筏かせラインシリーズ
ビギナーでも扱いやすいソフトタイプフロロカーボンです。クセが付きにくくトラブル減少。
ソフトタイプとはいえ引っ張り強度はしっかりしていますので年無しクラスでも大丈夫!
ソフトタイプのメリットは何と言ってもトラブルが少ないこと。クセが付きにくくリールへの馴染み
が良いのでストレスなく釣りができます。
ハードタイプとソフトタイプ。先程も書きましたが各釣り人の好みや相性もあります。
水深がある釣り場に行かれる事が多いならハードタイプの商品を。
いつも使っているラインがクセが付き易くて困るって方はソフトタイプの商品を。
次に糸巻き替えるときはいつもと違うものも選んでみては?
ちなみにハードとソフトのバランス型と思っているのが
クレハ シーガー筏ちぬスペシャル2シリーズ
個人的に一番バランスがいいかかり釣りラインだと思ってます。
予約時にどこそこの筏、カセにと指定出来た時はそのポイントに合わせてラインを選びますが
どこのポイントになるか分からない時や、初めてのポイントの時はとりあえずコレ!!
感度、強度、伸度、トラブルレス性のバランスが取れているので安心。
ちょっと変わり種でオススメなラインはこちら
ダイヤフィッシング ジョイナーV2シリーズ
ハリスなのでハードなタイプで、扱いやすいかと言われると少しゴワつきますが、
これ、水中で非常に見にくいラインなのです。船釣りや磯釣りのハリスではよく使います。
かかり釣りでも使えますよ。強度もバッチリです。
ここ数年でチヌもスレてきている釣り場も多いので、こういう工夫もチヌに近づくのでは??
と思っています。
先に少し触れたPEラインについて。
沈む高比重PEラインのかかり釣り専用モデルがラインナップされています。
強度、感度、伸度は抜群ですがPE対応の穂先でないと使いずらいのと、先糸が必要なこと。
秋の数釣りシーズンにフロロと使い比べたが、フロロよりも喰い込みが悪い、悪いというか本アタリ
までが遅いと感じたので自分は使っていません。
効果的なシチュエーションが実感出来たらまたこのブログにでも書いてみたいと思います。
長文にお付き合いいただきありがとうございました<m(__)m>
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