2020.07.27

スロープノーズついに入荷!

コロナの影響で遅れていたスロープノーズが遂に入荷です!

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スロープノーズと言えばへドンが世に送り出した初めてのルアー。。

ヒロ内藤さんのご尽力により復刻です!

 

なんと喜ばしいことでしょう。。

 

以下ヒロ内藤さんのコメント(スミスHPより)

「ルアーの歴史に精通している人ならば、ルアーにとっての大きな転機が1894年にミシガン州のドワージャック市にあるオールド・ミル・ポンドという場所に行き着く事だろう。そう、ここであのジェームス・ヘドン氏の逸話が生まれたのです。

一緒に釣りに行く友人を待つために友人の勤務先でもある製材所が見える湖のほとりにいた時に衝撃的な発見があった。暇つぶしに削っていた枝の残りを水に投げ込んだ時に、それに飛び出してきたバスがいたのだ。この出来事がプラグというカテゴリーを作り出していくこととなった。
水に飛び込む者にバスが反応する。この事実から頭に浮かんだアイディアがカエルであった事は容易に想像がつく。初期に当たる1890年代にジェームス・ヘドン氏が作られたとされるプラグは上半分が緑で、下半分が白く塗り分けられている事を見てもカエルをイメージしていた事は明らかだろう。それが大きな方向転換をするのは1897年くらいになっての事であった。この1897年に作りだされたプロト・モデル見るとそれが5年後にヘドン社からアングラー達に最初に発売されたルアーになる事が分かる。

そして一番驚かされる事実は1902年にこのルアーがDowagiac Expert, 通称スロープノーズとして発表された時のジェームス・ヘドン氏のコメントである。そこには、「ルアーの外見を現存する生物に似せることによって得るものはない。」と記されていることだ。初めてプラグという世界を創り出した人が、第一号ルアーとして世の中に送り出すルアーに付けたコメントだからこそ驚かされる。ジェームス・ヘドンという人物のブレない信念と、拘りのルアー・デザイン概念を強く感じる。

スロープノーズには4つの特許が認可されている。その1つが、シャンプー・ハットとも呼ばれている金属製のエリマキだ。一枚の単調な金属板ではなく、微妙に付けられている湾曲が動きのみならず、ゲームフィッシュを惹きつける音や水しぶきを創り出す。そう、スロープノーズこそがストライクを誘発するための動きや音の要素を意図的に組み込まれたルアーという事になると思う。まさに現在につながる、ヘドンというルアーの方向性を最初の段階で強く打ち出してしまっていたのだ。

ヒロ内藤」

 

まさにへドンの思想を体現したルアー。

人気のブルーヘッドはまた後日入荷とのことで今しばらくお待ち下さい。。