2022.06.23

ハイシーズンに突入した東京湾 走水沖のテンヤタチウオ!*備忘録* 年明けからの状況の変化やアタリの出方の違い、誘い方による釣果の優劣等。

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野平です。

東京湾のテンヤタチウオに復帰して約1ヶ月、もうじき東京湾のテンヤタチウオに出会ってから1年が経過しようとしています。

特に今年入ってからの半年間は結構自分の中でも良く通えたかなって思っています。

刻々と変わる状況、釣り方に対応したり独自の理論をはめていき差を付けれるのが楽しかったというところが理由です。

記憶が鮮明で忘れないうちに、ここらで年明けから今に至るまでの状況を備忘録として残しておきます。文章多めで、

結構な長文になりますので注意。

 

 

 

 

 

忘れないように、一つのデータとして残しておきたいと思うので出来るだけ鮮明に書きます。

 

初めて東京湾にテンヤタチウオ釣行したのが2021年の8月末。

釣れるサイズに驚き、通い始めたものの、いつも船中平凡な釣果であった。

それでも東京湾のタチウオはなんせサイズが良いので月に一度くらいのペースで走水へ足を向け、十分に満足して釣りを続けていた。

 

そんなある日、釣りに転機が訪れた。

船中アタリが乏しい中、隣の女性アングラー(知り合いです)が竿を音が鳴る程バシバシとあおっていると、途端に面白いようにアタリが出始め連続ヒットが始まった。

彼女はこの釣りに関しては全くの初心者で、その誘いもアタリが無くてヒマ気味だったので何となくノリで行ったものであった。

それを横で見ていた私は釣り終わって帰宅してから、どうもその事が頭から離れなかった。あの時の動作に確実に反応する何かがあったはずだと考えた。

 

そこから仮説を立てながら活性の良い日に何通りかのやり方を試すうちに、これではないかという手ごたえのある誘いにたどりつく。

この時東京湾のテンヤタチウオはノンストップバイブレーションの時代が来ており、トゥイッチからの止めよりもノンストップ系の誘いの方がアタリが継続するし、多くのタチウオが釣れると人気が出ている真っ只中にあり、周りの釣人もほとんどの方がノンストップバイブレーションで釣りをしていた。

ステイを入れるとアタリが全く出ない状況に変化していたのである。

しかしただノンストップで釣りをしていれば釣れるということであれば、もっと多くの釣人に連続してアタリがあるはずである。

現実にはノンストップで釣りをしていてもアタリが出るわけではないし、現に多くの方が一日ノンストップで釣りをしていてもアタリ2~3回とかボウズなんてことも多く、何かが違うというのが私の私見であった。

 

具体的に周りと比べて何を変えたかというと、私は竿をハネ上げた後にできる糸フケを大きくした。

ノンストップな釣り方であっても多くの釣人は竿を煽り、テンヤをハネ上げる動作に注力し、上へ上へ動かしていくイメージで釣っているように見えた。

しかし私はハネ上げる動作でテンヤが上に動く動作が大切なのではなく、糸に瞬掛かる力がテンヤに伝わりテンヤにローリング気味のアクションが加わり、その後糸フケが出ている間はスローフォールしながらローリングアクションが継続する事を透明度の良い港で実験し、確認していた。

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カット写真で見ると上記の用になる。写真3枚目では竿から完全にテンションが抜け、糸にたわみが出来ているのが分かるかと思う。

ノンストップ系の釣りは上へ上へ誘い上げていく釣りというよりは、私の中では一瞬ビクっと動いたテンヤが動きそのまま緩やかに落ちる事でアタリに繋がるフォールの釣りなのではないかと考えている。(もちろん電動で巻きながら動作はしていますが)

前に貼った動画もスローで再生して頂ければ竿がをハネ上げた後に一瞬の糸フケが写るかと思います。

この動画ですね。わざとかなり激しめにやっていますが、もちろんハネ上げ幅や糸フケの大きさは潮流と活性で調整します。

常にこの幅、この速度での誘いなわけではありません。

この糸フケを大きく出す誘いを始めてから極端に変わったことがもう一つ。

それは、タチウオがテンヤを追跡しているかしていないかが分かる様になったことだった。

そんなことわかるわけないだろうと何度と言われた。しかし本当に追跡はシグナルとしてでるのである。(竿先に変化がでたりすることは無いと思います)

 

 

この誘いを始めて続けている間にアタリ?いや違う、この違和感はなに?というよく分からない現象に遭遇した。

本当にアタリとは違う抵抗や水流を感じる事が出てくる。最初はただの水塊だと思っていたが徐々に違和感が強まった。

ある時それに対して適当にフッキングを試みてみた。

何度か繰り返していると、重い手ごたえとなりタチウオが上がって来た。

そしてそのタチウオは口では無く腹に針が刺さっていた。ここで確信した。

この違和感の正体は周りにいるタチウオがテンヤにじゃれついている水流の変化である事を。

 

これが分かってしまえば、水中が見えたも同然となった。

人間の脳は一度認識してしまえばその違和感を忘れません。

そしてラインと竿を通して伝わってくる変化はタチウオの追いであると私の脳は完全に認識します。

わかり始めるとその感覚はさらに研ぎ澄まされる。

指示タナの下限から誘い始め、何処で対出来してくるのか、どのくらい追い掛けるか、食うまでにどれくらいの時間が掛かるのか。

ついてきているのは一匹なのか、複数匹なのか、全てが如実に伝わって来た。

追跡してくるまでは極力力を温存して負担をかけないように誘い、追跡が始まった瞬間にはいつでもフッキングに持ち込める体制が作れるからだ。

唐突にアタリがあるから反応できない。

だがいつアタるのかわかっていればフッキングをするのは容易くなる。

ここまで来るのにそう時間は掛からなかった。

使用するテンヤも、今行なう誘いに関しては形状がシマノ製の方が良く動くことを確認した上で、ほぼシルバーオーロラ1択となった。(テンヤに関しては何度か書いてるので割愛)ここから怒涛の釣果が始まった。

明らかにアタリの出る回数が多く、大差がつく事が増えてきた。

ちなみに教至丸の青木船長が自身で釣りをされる際、同じ感覚を持っていることは後日知りました。やはり毎釣行竿頭になるような手練れは同感覚を身に付けている様です。

 

 

1/17 23本で竿頭

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糸ふけをとにかく意識した釣りを一日やりきる事を目標に挑んだ。

結果は驚く程多くのアタリとヒットがあった。バラシも多く、反省点もあったがタチウオの追いと糸ふけの効果を確信した一日だった。

 

2/2 15本で竿頭

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この日はかなり厳しい状況だと聞いていたが釣り始まると何の心配もいらないほどタチウオは追いかけてきた。釣り方は前回と全く変えていない。

 

2/7 6本で竿頭

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この日は時化にあたり、波のアップダウンと強風にあおられる船の動きでテンヤの向きが定まらず、午前中は苦戦が続いたが午後になり海況すこし落ち着いた時から一気にアタリ始めた。

 

2/16 14本で竿頭2名

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朝から文句なしに高活性であった。釣り方の差と言うよりは単純に良い日に当たったような感じであった。

 

2/23 10本で竿頭

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この日、遂に釣り方の違和感を感じた。いつもと同じように動かしているのだがテンヤが動いている感触が全くなかったからだ。さらに細かいアタリや追いが極端に少なく、最初の一匹が上がるまでかなり苦戦した。最初の一匹が上がった時に強烈に二枚潮であることを悟った。

ラインが流される方向と、タチウオが上がってくる方向が全く逆であった。この日は遠目にキャストして巻き始め3~4m以内だけでアタリを取り、ダメならば回収して投げ直す作戦で二枚潮を突破した。

 

3/12 18本で竿頭

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この日は文句なしの高活性。朝から追ってくる勢いも半端では無く、まるでハイシーズンを感じさせる喰いっぷりだった。心配していた二枚潮は今日は訪れなかった。

 

3/20 3本で竿頭4名?5名?

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この日の釣行でついに最悪の状況に直面する。

ラインは船尾へ、タナに着いたテンヤは船首に流れ、操作不能に陥った。

ここで説明すると基本的に潮や風が一方に向かって、進む場合は以下のような海中構造となる。

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引っ張られ気味になっていても糸がぴんと張っているわけですから、アクション自体は問題なくつけれます。

ただ船下に入り込むような角度になっている場合は合わせる時に糸ふけなさ過ぎてバラシが増える傾向にあります。やはり角度的には入り込みよりも圧倒的に出しの方が有利です。

これが実釣時のように二枚潮になってくると以下のような海中構造に変化する。

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ラインは前へ、だが実はテンヤは後ろに流れている。こうなると、潮の向きが変わるタナで大きな糸ふけが形成されてしまう。

アクションで意図的に作る糸ふけとは違い、これはどんどん大きく膨れ上がり、そのたわみがクッションとなり追いも察知する事ができなくなり、アタリもほとんど感じる事ができなくなる。

当日は終日この潮が変わることはなかった。

 

 

しばらく休んで、5/25 8本で竿頭

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久々で心配だったが朝から素晴らしい追いとアタリで午前中でほぼ全てを釣る。

午後からは前述のように二枚潮が始まる。すると途端に釣れなくなった。(現実にはアタリが出ているのかもしれないがわからない。)

 

6/1 14本で竿頭

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アタリの数でいうと40回弱のアタリがあった。とにかくバラシが多くなった。テンヤの針先もチェックしたがナマリは見受けられなかった。

ここまでの釣行、ほとんどの場合で快調に釣っていたので当日竿頭にはなっていたが何かが変わってきている事を感じた。釣れてるには釣れているのだがしっくりこないのである。

バラシも冬季のシビアな時期で小さいアタリがでるときよりもむしろ多い。

 

6/12 13本で竿頭

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この日で東京湾テンヤタチウオ釣行で連続10回目の竿頭あるいはトップタイとなった。釣り方が有効でなければ同じ事は10度も起こらないと思うので、今の釣り方には一定の効果が期待出来るとここまで来ると確信できる。

大型主体に数も揃った。だが冬季と比べて船長も見ていてわかるほど何かがズレてきていると感じていた。活性の問題?単に魚が大きいからばらすだけ?いや、何かが違う。どうも釣り方が合わなくなってきている。

明確に感じた一日。二枚潮とはまた違う。おそらくそれは冬季と比べて明らかに速くなっている東京湾の潮の速さにあるのではないかと考え始めた。

現にこの日アタリが集中し、数も型も稼いだのは潮止まりだったからだ。

速く流れると意図的に作り出す糸ふけを一瞬にして張ってしまう。

潮のたるみまでは速い潮の感覚だけが先行してしまい、追いも感じとりにくくなった。

それゆえにより大きな糸ふけとアクションが必要になってきている?そんな印象であった。

6/15 11本(トップ14本)

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まさに前回釣行時の嫌な予感が的中した一日となる。

実際どの程度の速さなのかはわからないが、体感では3/20よりも速い底潮を感じた。

糸が全くフケず、常にピンピンに張りっぱなしの状態となり、巻き上げの速さや竿を向ける角度で何とか糸フケを作り出したいのだが潮の方が勝り上への誘いしか出来なくなる。

アタリは明確なひったくりで出るのだがクッションも全くなく、船下へ強烈に入り込む潮にフッキングもままならずバラシだらけに。

使用したイワシ50匹、ヒット数40数回。(状況悪くとも活性が非常に高かったのでヒットだけは増える。たぶん船中の誰よりもタチウオはヒットさせた。)キャッチ11本。

なんとも不甲斐ない結果で終わった。が、今まで立ててきた理論や今の状況は自分の考えとそこまでズレていないことも体感できた。

東京湾では春から梅雨時期にかけて潮が速くなると言われており、私が感じてきたズレのタイミングと一致する。

ズレの正体は潮の速さによって動かしているが糸ふけ分が一瞬にして潮に連れて行かれれしまい思ったようなアクションを付けれていないことが原因であると確信した。

誘いもやはり状況に合わせた使い分けが非常に大切ということでしょう。

ここまでわかれば次は速潮対策の誘いを考えるだけである。また新しい楽しみが生まれましたね。

長々と書きましたがここまでが今年始まってから約半年の私の東京湾テンヤタチウオの記録です。何か、誰かの役に立てば幸い。あとは自分で何をしてきたか思い出せるようにここに記録として残します。

これからは速潮対策を考えて夏の新たなるステージに進んでいきたいと思います。

利用船問合せ:走水港 教至丸 080-7127-0816

大津港 いなの丸yoshi28号船 090-8119-0235