2023.10.18

東京湾テンヤタチウオ備忘録② テンヤの姿勢を考える②

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野平です。微妙にその①とか書いといて更新止めるな!いい加減にしろと多方面からご指摘を頂きました(笑)

今回も東京湾のテンヤタチウオについてとなります。

前回では「この釣りに出会ってから1年が経過しました!」とか書きましたが再び書き始めるころには2年が経過していました。。。(笑)

これまでの記事はコチラ↓

ハイシーズンに突入した東京湾 走水沖のテンヤタチウオ!*備忘録* 年明けからの状況の変化やアタリの出方の違い、誘い方による釣果の優劣等。

前回はコチラ↓

東京湾 テンヤタチウオ 備忘録 テンヤの向きと姿勢を考える。その① 釣行記録

今回も前回度同様に大型を出来るだけ選んで狙っていきたいという自分の思いと考察と書き残していきます。

 

ここに記すのは完全に個人的な見解と主観による内容ですのでご了承下さい。

あとカラー云々の話はここではいったん無しにします。

といわけで本題に入る前に!前回から今に至るまで何故に更新しなかったかと言うとですね、、、簡単に言うと悩んでおりました。

いや、冬は問題なく釣れていました!

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特大は出にくいと言われているシーズンですがデカイのもチャンと釣れます(^v^)

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3月には重量自己記録となる2.65kgもゲット!

ここから真鯛にシフトして、しばらくの間タチウオから離れまして、6月になって再びテンヤタチウオへ参戦!

久々の釣行では20ヒット16バラシキャッチ4本という奇跡的な数字を叩き出してしまい惨敗しましたが、リターンマッチの翌週には狙い通り指8クラスをゲット!

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この日も誰よりもデカいイワシを投下して朝から1人だけデカイのバリバリです(^u^)!

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その翌週も!

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そのまた翌週も!

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と続くのですが、このあたり位で遂に転換期が訪れます。

逆にデカいイワシを使う自分にだけアタリが無く、標準サイズのイワシを使用する周りにデカいタチウオがバンバン掛かり、自分だけアタリなし!なんて状況が連続で起こりました。

 

 

前回までの記録でもそうなのですが、基本相手がでかくなった時に外してしまう事はこれまであまりありませんでした。

よってこの経験は非常に重要なデータとなり、また検証の為に小さいイワシを使用したり、小さい方が圧倒的にアタリがある状況であえて特大のニシンサイズで通してみる事も行ないました。

 

気持ちとしてはデカいエサでアタリが出せさえすれば、でかいのが釣れる。エサ小さくするなんてありえない!位で頭の片隅で思っていましたのでこの検証は新鮮でした(笑)

 

しかし検証とはいえども釣れども釣れども小さいサイズばかりの日もあり、、、、なんか全体的にアタリ少なく微妙、、、見たいな日もありでこう見えてもこの夏は意外と苦労しました。

 

 

何度も為した結果、エサは大きいのが良い時もあれば小さいのが良い時もある。でかいってだけでそもそもアタリが無い事もありますので(‘;’)(絶対的に大きい方が大きいのが釣れやすいことは確かだとは思いますが、、)

 

 

しかし、大きかろうと小さかろうと、一番重要なのは水中でのテンヤの姿勢がどの向きを向いているのかが最重要であるという結論に至りました。

 

 

そんな向きが分かるはずがないだろうと言われそうです。が、見たわけではないにしてもある程度の予想は付ける事が出来ます。そこでアタリのみで掛からなかったテンヤの写真を取ってみました。

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①のテンヤの図です。アタリがあって、掛からず上がってきたところを撮りました。

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赤丸を付けた部分が噛み痕ですので、タチウオはこの部分を狙って噛んだという事になります。

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続いて②のテンヤ写真です。同じく掛からなかったときを撮りました。

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②での歯型はヘッドのすぐ後ろ、全体のほぼド真ん中を噛んでいる事が分かります。

ここから水中のテンヤの状態を読み取っていくと、①の場合は頭が上に上がった斜めの状態、②では水平を保った状態であった可能性が高いと言えます。

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簡単にいうと①はこんな状態のイメージ。

もし、この状態で指2~3本のタチウオが喰ってきたとすると、下から見て中央となる位置、

図ss1

ちょうどこの赤丸の位置辺りを狙ってくることになります。

するとすぐ横に針先がありますから、フッキングすれば掛かる可能性は高いです。

しかしこの状態で指6~7本のタチウオが喰ってきているとすれば、針先は完全に口の中に入り、フッキングポジションは必然的にカンヌキの周りに掛かる可能性が高くなります。こうなると大型タチウオの強い引きで口切れのバラシ、水面での抜きあげバラシが起こる確率が上昇します。

また、夏のようにアタリの多い状態では掛けることによってあとから来る大型のチャンスを逃す場合もあるかもしれません。極力小型は掛けたくない私にとってこのテンヤ姿勢は不適切な状態にあると言えます。

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一方②はこんな状態のイメージです。

もし、本当に②のイメージ通りの状態に水中のテンヤがあったとすると、

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歯型はタチウオからすれば外す可能性の少ない中央~前寄りに集中するはずです。

そして中央~前寄りを噛んだ状態では指2~3本のタチウオでは針先が届かずフックアップする可能性はぐっと減ります。また、相手が大型だった場合は口の外側からエラや目など横気味にフックアップする可能性が出てくるので口切れによるバラシを防ぐことも出来るはずです。

 

まとめますと、大型を狙う為に重要なのは「テンヤの水平姿勢維持」。

 

その状態を作る為にひらたいシマノ系のテンヤが良い時もあれば丸いダイワ系のテンヤが良い時もある。潮の早い、遅いで50号なのか40号なのかも変わる。

 

叩いていた方が良い時もありますし、タダ巻きが良い時もあります。

 

しかし全てはテンヤの向きを水平にする為の動作であるという結論です。

 

その日のうちに試してみて、実際にどうなっているかは歯型や掛かりどころを見てジャッジしていく。

 

アタリがある→掛からない→歯形がセンターから前側にある=正解。そのまま続行。

 

アタリがある→掛かる又は掛からない→歯形がセンターよりも後ろ=姿勢立ちすぎ。要修正。

 

こんな感じでやっていけば大型の確立を上げていくことが出来ると思います。

そんなこんなでやる事も明確になっていきまして、夏の終わりに良い日もありました!

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40本中25本をメーターオーバーで(^v^)最大は指7のでぶゴン!

私の中でのテンヤタチウオはサイズ命!!揃うほどに気持ち良い(・。・)!

やっぱテンヤ釣りはこれでしょー(^O^)!

まだ見ぬ150cmオーバー、3kgオーバーを目指してこれからもがんばります。

次の記事はコチラ!↓

東京湾テンヤタチウオ! 剛樹 オリジナルモデル開発!「カトラスアルティザンMHH」

 

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